前回までの記事では、
改善は小さく始めること、
そして変化を嫌う人の気持ちについて
整理しました。
まだ読んでいない方は、
あわせて読んでみてください。
でも実際に動こうとすると、
こんな壁にぶつかることがあります。
人手が足りない。
お金がかかりすぎる。
上司が首を縦に振らない。
そういう壁にぶつかって、
「やっぱり無理か」と
あきらめてしまったことは
ありませんか。

壁だらけで、
どこから手をつければいいかわからなくなるんだよね

その壁、実は種類があるんだよね
改善を進めようとするとき、
必ずといっていいほど
制約が出てきます。
でも制約には種類があって、
変えられるものと
変えられないものがあります。
この記事では、
その制約の種類を整理しながら、
自分たちにできることを
考えるヒントをお伝えします。
1.制約には種類がある
改善を阻む壁は、
大きく4つに分けられます。
①ルール・法律による制約
②コストによる制約
③時間による制約
④人間関係・心理的な制約
① ルール・法律による制約
人員配置など、
法律で決まっていることは
現場だけでは変えられません。
「もっと人を入れてほしい」
「職員の数を増やしてほしい」
現場からそういう声が上がっても、
増やすかどうかは組織の判断です。
人員の補充がなければ、
今いるメンバーで
なんとかするしかない。
だからこそ、
限られた人数の中で
どう工夫するかが大事になります。
施設の細かいルールなら
変えられることもあります。
でも施設の方針や仕組みは、
一部署が動いただけでは
変えることが難しい。

ここは正直、
どうにもならない部分があるんだよね
② コストによる制約
便利な道具や設備があっても、
導入にお金がかかりすぎる場合は
現実的に難しい。
費用対効果を考えると、
「いいものだけど、今じゃない」
という判断になることもあります。
③ 時間による制約
現場は時間との戦いです。
1日に使える時間は決まっています。
やりたいことがあっても、
時間が足りなくなることがある。
時間が有限である以上、
何かに時間をかければ
他のことに使える時間が減る。
それが、
時間による制約です。

時間の制約って、
じわじわ効いてくるんだよね

1日の流れの中で、
どこが詰まっているかを知ることが大事なんだよね
④ 人間関係・心理的な制約
上司や他部署を巻き込もうとするとき、
「面倒くさい」
「今のままでいい」
という反応が返ってくることがあります。
新しいことへの拒否反応は、
どこの現場にも必ずあります。

4つもあるんですね

そう。
でも全部が同じ壁じゃないんだよね
2.変えられないものを、まず知る
4つの制約を見てきましたが、
大事なのは
「変えられるか、変えられないか」を
見極めることです。
ルールや法律は、
現場だけでは変えられません。
コストも、
予算の範囲という制約があります。
時間も、
1日の流れは変えられない部分があります。
でも人間関係・心理的な制約は、
時間や信頼関係の積み重ねで
変わっていくことがあります。

それを最初から分けて考えると、
少し楽になるね

変えられないものに
エネルギーを使い続けると、
消耗するからね
変えられないものは受け入れる。
変えられるものに注力する。
それだけで、
ずいぶん動きやすくなります。
3.変えられない前提で、どこに力を使うか
変えられないものがあると知ったとき、
「じゃあ何もできない」
と感じてしまうこともあるかもしれません。

制約があると、
やれることが少なくなる気がします

でも逆に、
制約があるからこそ
やれることが絞られるんだよね
人員配置が変えられないなら、
今いるメンバーで動きやすい環境を整える。
コストがかけられないなら、
お金をかけずにできる工夫を考える。
時間が限られているなら、
どこに時間を使うかを考える。
制約の中で、
自分たちにできることに集中する。
それが、
現場での改善の現実的な進め方だと思います。

全部変えようとしなくていい。
自分たちの範囲でできることを
やっていけばいいんだよね
まとめ
改善を進めようとすると、
必ず制約が出てきます。
ルール・コスト・時間・人間関係。
その制約には種類があって、
変えられるものと
変えられないものがあります。
変えられないものを受け入れて、
自分たちにできることに力を使う。
それだけで、
動き出しやすくなります。

制約は敵じゃない。
自分たちの土俵を知るための
手がかりなんだよね
あなたの現場で、
「これは変えられない」と
受け入れたことはありますか?

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