改善しようとすると、
ついやることを増やしてしまう。
前回の記事でお伝えした
「改善の落とし穴」の一つです。
でも実は、
改善の本質は
やることを増やすことではありません。
むしろ逆です。
なくすこと。減らすこと。
これは製造業をはじめ、
多くの業界で実践されてきた
改善の基本的な考え方です。
介護現場も例外ではありません。

増やすんじゃなくて、減らすことが改善なの?

そう。余計なものを減らすことで、本当に大事なことに集中できるんだよね
この記事では、
「なくす・減らす」という視点から
改善を考えていきます。
1.やることを増やすことが改善じゃない
改善というと、
新しいことを始めることだと
思いがちです。
新しい手順を加える。
新しいチェック項目を作る。
新しいルールを設ける。
でもそれ、
本当に必要ですか?

改善のつもりで、気づいたらやることが倍になってたってこと、よくあるんだよね

あります。なんか気づいたら仕事が増えてる感じ
例えば、こんなことはありませんか。
気づいたらチェック項目が
どんどん増えていた。
書かなければならない書類が
山積みになっていた。
ダブルチェック、トリプルチェックが
当たり前になっていた。
一つひとつは
「念のため」のつもりで始めたこと。
でも積み重なると、
職員の負担が増える。
時間が足りなくなる。
続けられなくなる。
改善したはずなのに、
現場が疲弊していく。
それは改善ではなく、
むしろ逆効果です。
2.なくす・減らすことが改善の本質
では、どう考えればいいのか。
まず問いかけてみてください。
「この業務、本当に必要か?」
必要ないなら、全部やめる。
一部だけ必要なら、部分的にやめる。
必要だけど手間がかかるなら、工程を減らす。
順番を変えるだけで楽になるなら、組み替える。

やめていいものって、どうやって見極めるの?

まず「何のためにやっているか」を考えてみるといいよ。理由がわからないものは、やめていいサインかもしれない
利用者さんのためになっているか。
職員の負担が減るか。
その2つで考えて、
どちらも当てはまらないなら
見直すタイミングだと思います。
やめることへの抵抗感は
あるかもしれません。
でも、
必要のないことをやめることは
サボることではありません。
本当に大事なことに
時間と力を使うための
判断です。

なくすことへの罪悪感、手放していいんだよね
3.うまくいかなかったら、元に戻せばいい
改善を試みるとき、
「うまくいかなかったらどうしよう」
という気持ちが出てくることがあります。
そのまま
「やっぱりやめておこう」
と保留になってしまうことも。

動き出す前に、考えすぎてしまうんだよね

でも、うまくいかなかったら元に戻せばいいだけだよ
元に戻せるということは、
リスクがほとんどないということです。
やってみて、
うまくいけばそのまま続ける。
うまくいかなければ戻す。
それだけのことです。
もう一つ大事なことがあります。
完璧な準備を整えてから
始めようとすると、
動き出しが遅くなります。
ある程度固まったら
まずスタートする。
やりながら修正していく。
そのくらいの気持ちで
始めた方が、
改善は続けやすくなります。

完璧じゃなくていいんですね

そう。気楽に考えた方が、むしろうまくいくことが多いんだよね
失敗しても元に戻せる。
やりながら修正できる。
気持ちのハードルを下げることも、
改善を続けるための
大切な考え方です。
4.まとめ
改善は、
やることを増やすことではありません。
なくす。
減らす。
工程を短くする。
順番を組み替える。
そういう視点で見直すことが、
現場を楽にする近道です。
そしてうまくいかなかったら、
元に戻せばいい。
完璧を目指さなくていい。
やりながら修正していけばいい。
そのくらい気楽に考えることで、
改善のハードルはぐっと下がります。

まず一つ、やめられることを探してみよう
あなたの現場で、
「これ、やめてもいいかも」
と思えることはありますか?
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