今までブログ記事は、テーマが重かったり、難しいものを取り扱ったりしていました。
そこで今回は今までとは少し趣向を変えて、肩の力を抜いて気楽に読める「介護あるある」についてまとめました。
介護職なら「あー、これわかる」「よくあるよねー」と共感してもらえるのでは。
大変な仕事の中で少し箸休めのような感覚で読み進めてもらえたらうれしいです。
それでは、いってみましょう♫

「case別」介護あるある
case1:義歯あるある
利用者さんの義歯を洗おうと思ってケースから取り出そうとしたとき、手から滑って床に落としてしまい、義歯の一部が欠けてしまった。
…当然、弁償となる。

義歯は壊れやすいので取り扱いは要注意!
義歯を外す方、いらっしゃいますよね。
テーブルの上にちょこんと置いてあるのならいいのだけど、さすがは利用者さん。
私たちの想像の斜め上をいくところに置く方もいるんです。
職員は己の経験や知恵を駆使して、必死に探し回ります。
おしぼりにくるむ、ティッシュの中、ポケットの中、リハパンのゴムの部分に挟んでいる、みそ汁がはいっているお椀の中…。
ゴミやリネン回収が来るまでに、本当に必死に探します…。

おしぼりにくるまれていることが多かったかな〜。
お茶のコップ(ほうじ茶)に沈めてあることもあったわね。

これは職員の思考力が試されますよね〜
こんな意外なところから見つけたことあるよー!って方、是非教えてください笑
case2:補聴器あるある
入浴介助で頭を洗おうとお湯をかけていると、手に何か硬いものがあたる感触があった。
それを確認すると補聴器が耳に入ったままだった…

補聴器は水に弱いから故障の原因になるんだよね。入浴前にしっかりと確認することが大事だね。
小さい補聴器ほど行方知らずになってしまうことが多い。
補聴器は大切なものという意識がはたらくのか、丁寧にたたんだペーパータオルの中、椅子の座布団の下、椅子の背もたれとシートの隙間などなど色々なところにしまわれるんです。
これも職員の知恵が試される場面です。

耳穴式の補聴器は、小さくて本当に探すのが大変!
case3:洗濯物あるある
利用者さんの衣類を洗濯して取り出そうとしたとき、白い紙がたくさん…
原因は利用者さんのズボンのポケットにティッシュペーパーが入っていたけど、ポケットの中身を確認しなかったこと…

乾燥機だともっと悲惨なことに…衣類を取り出そうとすると紙吹雪が舞います…

パットが紛れてて、洗濯槽が高吸水ポリマーまみれになったことも…

急がば回れ!
ポケットチェック忘れるべからず!
case4:夜勤明けあるある
夜勤明けの朝食介助は眠気との戦い。
それまでは身体を動かして介助をしていたが、朝食では一転、座って介助をする。
すると背後から音を立てずに睡魔が…介助をしながら気が付くとウトウトしてしまうことも…

私は睡魔に襲われてウトウトしてしまい、手に持ってたスプーンがどのご利用者さんのものだかわからなくなったことがあるよ。
夜勤明けで仕事が終わるとなぜかハイテンションになる。
そのまま街に繰り出して遊ぶ人も多い。
あれだけ眠かったのはなぜ!?と思ってしまう。

夜勤明けって、とても楽しくなっちゃうことが多かった。食欲もリミッター知らず(笑)
case5:特殊能力が開花?!した職員あるある
・職場から離れても、コール音やセンサー音が聞こえる …もちろん空耳
・足音や車椅子を操作する音で利用者さんを判別できる
・においで、どの利用者さんの衣類かわかるようになる
・利用者さんが転倒した時の音がわかるようになる
・利用者さんの心が読めるようになってくる
・フロアを歩いているだけで、利用者さんを笑顔にすることができる
・レクや利用者さんに大きい声で話すことが多いので、仕事以外の時も大きな声になって家族に「声が大きい!」と言われる
・ほんの数秒~数十分の仮眠で、体力が超回復する
・昔の歌や曲にやたらと詳しくなる
・街で、ご利用者さんと同じような年齢の人が困っていると声をかけずにはいられない

みんな個々にすごい特殊能力を持っているんですよね
まるが経験した介護あるある
最後は完全に、まるの独断と偏見による「介護あるある」を紹介します!
まったく「あるある」じゃないかもしれないけど…、そこはご了承ください。
①利用者さんにびっくりさせられた「あるある」
・利用者さんのご自宅までデイサービスのお迎えに伺ったときのこと。
インターホンに応答がなく、玄関の鍵も開いていた。
「最悪の事態」を想像しながら、恐る恐る家の中を確認すると誰もおらず。
あとで判明したことは、その日の朝、家族が利用者さんをショートステイに送っていったそう。
玄関の鍵は、たんに家族がかけ忘れただけでした。

介護サービスの日程調整漏れは、デイサービスでは結構あるあるなのでは。
お迎えに行って利用者さんが不在だと、「最悪の事態」がよぎってドキドキします。
・トイレのチェックをしようとして扉をあけると、真っ暗なトイレの中に利用者さんがたたずんでいた。
・夜勤の巡視の時、音もなく突然後ろから「ねえ」と声をかけられ、心臓が飛び出そうになった。振り向くと認知症の利用者さんが真後ろにいた。

気配を消さないで〜!!
叫ばなかった自分を褒めたいです
②少し恥ずかしい「あるある」
・利用者さんが職員を呼ぶ時に、「お兄さん」「お姉さん」という。呼ばれると、みんな自分が呼ばれたと思って返事をする。
・利用者さんの名前を盛大に間違えて呼んでしまう。
・夜勤中に緊急対応が発生すると仮眠がとれない。退勤時間が迫ってくると、思考力が低下し足はもつれる。何もないところでつまずいたり、身幅の認識をあやまって扉にぶつかったり。食事の時に食べ物をこぼしたり…。
それを見ていた他の職員から、冗談っぽく「介助しようか~?」「大変、事故報告書書かないと」などと言われる。
さいごに
いかがだったでしょうか。
共感できる部分はあったかと思います。「あるある」の中には、苦い思い出やとても焦ったことも含まれますが、それらも含めてよい経験だったと思います。
あるあるを通じて、「みんな同じような経験をしているんだな~」と感じますよね。ぜひ職場でも「介護あるある」を話してみるといいかも!?

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